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種類と開花時期
スターチスの中で、当社で主に扱っている5品種を紹介します。
シュニアタ(L.sinuatum)

シュニアタイタリアのシチリア島から北アフリカ、パレスチナを含む地中海一帯が原産地です。温暖な気候と乾燥を好む半耐寒性多年草ですが、切花栽培では一年草扱いをしています。種名は「深波状の」という意で、葉緑が波状になっていることに由来しています。日本では、和名:ハナハマサジ(花浜匙)と呼ばれることもあります。これは、スターチスが元々海辺近くで生息していた花で、花の形がサジに似ているため、「海辺のサジ」という意味だそうです。花芽が立つためには一定の低温が必要で、花の採花時期も、生産地である暖地と高冷地で異なります。このシュニアタは、私たちが研究、培養している代表的な種類で、スターチスの中でも最も多彩なガク色をもち、白、黄色、青、赤、ピンク、紫、オレンジ、だけでなく、当社の品種はサーモンピンクや青紫、ライトブルーなどカラーチャートができるぐらい多彩なバライティーに富んでいます。生花としてもドライフラワーとしても使える花です。
※ 原色園芸植物図鑑(保育社)、園芸植物大辞典(小学館)より一部引用
ボンジェリー(L.bonduellii)

ボンジェリー種名はフランスの軍医Bouduell氏の名にちなんだものです。アルジェリア原産の耐寒性多年草で、シュニアタの近縁種です。草姿、花序はシュニアタと似ていますが、花は黄色で、茎のヒダの部分がほとんどありません。当社の品種の中には、ボンジェリーとシュニアタとの交雑品種も販売しています。
いつ花が咲くの?

生産値によって、定植する時期が異なります。採花は、1番花、2番花・・・と1番花を切った後も、花芽が伸びてきます。メリクロン苗の場合、下記の表が目安となります(当社品種目安)。メリクロン苗は選抜され、洗練された品種なので、ブラシのきれいさ、花色、ステムの採花性等を考えられるのでしたらメリクロン苗の栽培がお奨めです。また、露地に植えた場合、雨がガクや花にあたってしまうと、色が悪くなってしまいます。雨よけでもいいので、ビニールをかけることをお奨めします。

定植、出荷スケジュール
シネンシス(L.sinensis)

台湾原産の「タイワンハマサジ」と中国本土原産「チュウゴクハマサジ」があり、当社の「チェリーブロッサム」は、中国系品種を交配して作り出したハイブリッド由来の品種です。耐寒性多年草ですが、当社の切花栽培では一年草扱いをしています。原種は薄いピンク色が多いのですが、育種・研究を重ね、色の濃い品種に注力しており、オレンジ色、サーモンピンク色などのパステルカラーの色目も品種として販売しています。当社品種の特徴は、ガクがパッチリと開き、密に展開して、とても美しい花形をしています。栽培には低温を必要とします。ドライフラワーとしてもガク落ちが極めて少ないため、長期間の鑑賞が楽しめる品種です。
いつ花が咲くの?

中国系シネンシスである当社のメリクロン苗は、株を大きくし十分な低温にあてることによって、鮮やかな色目の良質の花を咲かせます。定植場所はシュニアタと同様、雨がガクや花にあたってしまうと色が悪くなってしまいます。雨よけでもいいので、ビニールをかけることをお奨めします。

定植、出荷スケジュール
カスピア(L.belidifolium)

カスピアヨーロッパ、コーカサス、シベリア原産の寒さに強いスターチスで、半耐寒性の多年草です。四季咲き性が強く、当社の品種は交雑を行ったハイブリッド・スターチスで、草姿・花色に優れた栽培容易な有望品種です。苗でハウスに2月下旬〜4月に定植すると、6月〜7月に開花します。
ペレジー(L.perezii)

カナリア島原産の半耐寒性多年草で、スターチスの中で数少ない半木立性で周年開花する性状をもっています。当社品種も濃い紫色のガクに、耐病性に優れた極良花です。メリクロン苗は秋植えし、初冬頃から採花し、翌年7月〜9月頃まで休止して、10月頃からまた採花します。
ハイブリッド・スターチス(種間雑種)

種間雑種は自然交雑の実生選抜だけでなく、人工交雑、それに加えて胚培養による種間交雑の育成品種もあります。当社品種の「ブルーウィンド」はラティフォリアを中心とした交雑になっています。宿根草で、ほうき状の花穂、ガク色目は濃い空色、花が大きくボリュームがあります。秋定植(9月〜10月)で、適度な株で低温になてると、6月〜7月頃採花できます。春定植(3月〜4月)の場合、10月〜11月頃採花ができますが、株の生長、低温の感応によって採花時期が異なってきます。
その他の種類
※ 文章:原色園芸植物図鑑(保育社)、園芸植物大辞典(小学館)、スターチス(リモニウム)藤田政良 編著(誠文堂 新光社)参照
アルタイカ(L.aftaica)

ほうき状に立つ花穂をしていて、花茎がきわめて細かいです。耐寒性多年草。ヨーロッパから種苗商がアルタイカで導入したと言われています。開花期は6〜7月で一季咲きです。耐寒性が特に強く、暖地から寒地まで広く栽培することができます。
デュモサ(L.dumosum)

シベリア、ヨーロッパカンサス原産と言われていて、寒さには強く、宿根性の一季咲きです。花は低く横張りの性質があり、濃桃紫色です。
ラティヒォリア(L.latifolium)

ルーマニア、ブルガリア、ロシアの原産で、耐寒性の多年草です。「葉の幅が広い」という意味の言葉からきています。
スウォロウィー(L.suuorouii)

種の名前は、Suworow氏の人名にちなんでいます。コーカサス、西部トルキスタン、イラン原産で、半耐性の一年草です。他のスターチスとは、花の形が異なり、花穂はやや長く直上で伸びてひも状の花穂になります。
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